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創業から培われてきた技術とチーム力を、
次世代に継承するための新しいチーム作り。
工事部 施行課池田さん2018年入社
入社6年目。中学校で野球部、高等学校でバスケットボールに打ち込んだスポーツマン。異業種から電気設備工事の世界に飛び込み、技術を磨いてきた。3歳の男の子と生後7か月の女の子の父親として育児もがんばる工事部の若手エース。
総務部飯森さん2020年入社
入社4年目。地元をこよなく愛する与野っ子。学生時代にテトリスにハマり、高校生の頃はクラスのみんなと対戦に明け暮れていた。映画鑑賞が好きで、見る映画はほとんど洋画。電気工事士の資格に挑戦するファイター。
代表取締役梅澤社長
父が創業した沢協電設を、長年にわたり活躍するベテラン技術者と共に成長させてきた二代目社長。この10年間は若手社員の育成を重視し、次代のニーズに相応しい電気のプロフェッショナル集団へ変化させるべく努力している。
いま、時代が求める変化に
応えるために。


今日は「創業から培われてきた技術とチーム力を、次世代に継承するための新しいチーム作り」をテーマに、当社に興味をお持ちの方へ、この業界・仕事のやりがい、当社の良い部分、変えていきたい部分などを3人で話し合い、正直に伝えていこうと思います。当社は1974年に私の父が創業した会社です。それから半世紀にわたり、電気設備工事を通じて、社会の重要なインフラである電気の供給を支えてきました。当社は技術を提供する会社なので、仕事の品質=一人ひとりの社員が磨いてきた技術力です。創業から積み重ねてきた試行錯誤と電気工事に対する責任感は「職人集団」として高い完成度を誇り、それが今日の信頼と実績を築いてきました。

電気設備の工事は特殊かつ専門的な知識・技術・経験が求められる業界なので、社員の力量とチームワークで仕事の質が決まってしまいます。私も若手技術者のひとりとして、その厳しさを痛感していますし、先輩たちの現場における対応力・チームワークにはいつも圧倒されます。一日も早く先輩たちに追いつき、追い越したいと日々努力しているのですが…

そうですね。
私も毎日学ぶことがあり、ベテランの方々の抜きん出た知識と技術力には驚きます。

2人が圧倒されている先輩たちの技量とチームワークは、これまで当社の成長を支えてきた企業価値だと思います。その一方、ベテラン社員の高齢化、技術の進化、お客様のニーズの多様化など、時代は私たちに大きな変化を求めています。私はこの10年間、若手社員を中心とした、新しいチーム作りに取り組んできました。それまで手付かずだった「若手の育成」を主軸に、仕事を「教える、教わる」という、技術の継承と社員の連携が始まっています。池田さんと飯森さんは、当社の変化をリードする若手社員の中心的な存在なので、この機会に改めて本気の意見を交わしてください。

私は高校を卒業後、機械系の仕事を経験し、SE(システムエンジニア)の仕事に就きました。しかし、長時間デスクに座っている仕事が苦手なことが分かり、機械系の仕事を通じて電気に興味を持ったことと体力に自信があることで、現場で電気工事の仕事ができる沢協電設に入社しました。電気工事に関する知識・技術はゼロからのスタートでした。入社6年目を迎え、技術者として成長した面もありますが、まだまだ学ぶことだらけです。電気工事は、早朝・夜間の工事対応もあり、施工を行う時間が不規則で、現場も寒暖差が激しく、過酷な環境下での施工となるケースも珍しくありません。一方、この仕事の楽しさは、自分が手掛けた電気設備が無事に稼働し、お客様や利用者の役に立っていることを実感するときです。また、現場の課題を検討し、仲間と工事の進め方や対策を立て、解決していくプロセスが面白く、完成したときの達成感も格別です。

私は生まれた街で働きたいという強い思いがあり、与野の街に古くから根付いている沢協電設に興味を持って入社しました。一般的な事務職のイメージを抱いて入社したのですが、予想以上に電気工事の知識が必要な業務であることがわかり、最初は戸惑いもありましたが、社長をはじめ、総務部の先輩、工事部の方に支えられ、少しずつ理解を深めて現在に至ります。この仕事の魅力は、一般的な事務に加え、工事に直接関わらない業務から工事に関わる専門性の高い業務とあり、工事部をバックアップするエキスパートに成長できること。日々覚えることも多く、大変な仕事ではありますが、それだけに自分の進歩を着実に実感できます。工事部の方が無事、施工を終えて帰社したときの充実した表情を見ると、この仕事に就いてよかったと思います。

池田さんは、未経験からスタートして努力を重ね、電気工事士の資格を取得し、いまでは若手社員をリードする存在として活躍しています。電気工事は施工を行う環境が過酷なので、空調の効いたオフィスでSEをしていた池田さんに務まるのか、正直不安でした(笑)。採用した理由は、「本当にやりたいの?」と聞いた私に、キラキラした瞳で躊躇なく「やります!」といったこと。それから6年間にわたり、ときにはフライングするほどの積極性で技術を身に付けてきました。また、入社当時の飯森さんにとって、総務部の業務は、一般的な総務部の業務とかなりのギャップがあったと思います。部品の名前ひとつ取っても現場を知らないと、なかなか理解できない。工事に直接関係しない業務と工事に直結する業務と仕事の幅が広いので、池田さん同様、入社に不安もありました(笑)。ところが飯森さんは持ち前の負けん気を発揮し、分かりやすい業務から創意工夫を重ねて学び、入社4年目で総務部に無くてはならない人材に成長しました。これからますます、総務部を仕切ってくれる存在になるはず。期待しています!
変化のキーワードは
コミュニケーション改革。


2人は入社してからそれぞれ違う部署で活躍してきましたが、入社当初の苦労した点はどんなところでしょう。

この仕事に就いて最初に感じたのは、苦手だった座り仕事から解放された喜びでした(笑)。一方、入社当時は、現場に行ってもどう動いていいか分からず苦労しました。特に冷凍冷蔵設備工事は特殊性が高く、インターネットで検索してもほとんど情報が無いので、自分で調べるのにも限界がありました。現場で先輩から教えてもらうしかなかったのですが、施工に集中している先輩にしつこく聞くのも申し訳なかったですね。それから経験を重ねて、いまではある程度の理解は出来るようになりましたが、このときの経験が、もっと効率よく業務を理解する方法はないものか、という思いの原点になりました。

そうですね。専門用語もとても多いですからね。私も同じ苦労をしました(笑)。飯森さんはどうでしょう。

私も新人の頃は材料・部品の名前を覚えるのに必死でした。また、事務作業の流れと現場の流れがどうリンクしているのか分からない上に、工事部と総務部の先輩の会話を聞いていても使っている言葉が分からず理解するのが大変でした。総務部の先輩が一つ一つ覚えていけばいいよと丁寧に教えてくれたり、過去の書類や記録を見たり、新しいことは調べたりしながら、自分なりに工夫をして理解していきました。池田さんが言ったように、電気設備の用語は業界内でのみ通用する言葉が多く、正式な製品名の他に、業界独自の略称や呼称が存在します。今は慣れましたが、これからの業務のあり方を考えると、社内で名前を統一化して、誰でも分かるようにすれば、業務の効率化につながるのではないでしょうか。

飯森さんの入社当時は工事部のお手伝い的な雰囲気が残っていましたしね。仕事の流れは丁寧には教えてもらえる事のほうが少ない。だから新しく入ってくる方はそこで苦労されている。そんな状況を変えるべく、当社では新しいチーム作りに取り組んでいます。そのために必要なひとつが社内のスムーズなコミュニケーション環境だと考えています。用語の問題も、たとえば飯森さんが考えるように、業界内で慣習化・複雑化した用語を社内で統一化して使うようにすれば、工事部と総務部のやりとりは、より安全・確実・スピーディになるはずですよね。また、現在はスマホなどのツールが普及していますから、当事者同士の意識一つでコミュニケーションの頻度は以前より高く出来るはずですよね。ただ、なかなかそのコミュニケーションを面倒くさがってしまうことも事実。ここは仕組みで変えるべきですよね。ふたりが実感している業務効率化の必要性は、これからも当社が取り組むべきテーマのひとつだと考えます。

そうだと思います。工事部が総務部へ何かを伝える際、同じ意味でも人によって伝え方・捉え方が違い、それが原因でミスが発生することもありますからね。

コミュニケーションの大切さについては、現場においても実感しています。私は現在、冷凍冷蔵設備の工事と一般建築の電気設備工事の現場管理に携わっています。どちらも電気の技術者ですが、前者は施工者として工事を行い、後者はお客様と協力会社さんの間に立って、工事全体の進行をコントロールする立場になります。入社以来、ひとりの技術者として工事に携わり、先輩たちに教わりながら技術を磨いてきたのですが、最近、後者の現場管理を担うようになり、今までとは、まったく異なる視点が必要になりました。一番の違いは、コミュニケーションが仕事の中心であること。お客様の要望・課題を聞き、その内容によっては、最適な施工方法を提案します。また、協力会社さんに対しては、工事の概要、人員配置、段取りなど、工事がスムーズに進行できるよう、さまざまな説明と配慮が必要です。これらを行うためには、まず自分自身が現場を把握していないと相手に伝えることはできません。自分では分かっているつもりでも、的確に伝わらないこともあり、試行錯誤の連続です。社長・先輩たちからアドバイスをもらい、伝えたいことを整理して、できるだけ分かりやすく伝えるように工夫しています。

池田さんに現場管理の仕事を任せたのは、現場で学んできた技術や電気の知識をベースに、お客様や外部の技術者・職人さんとのコミュニケーションを通じて、現場全体をつなげ、コントロールできる人材に成長して欲しいと考えたからです。今は試行錯誤の時期だと思うけれど、その先には必ず新しい視野が広がってきます。私や先輩たちもアドバイスを惜しまないので、池田さんらしく突っ走って欲しい(笑)。
工事部と総務部を、
会社を動かす両輪へ。


現場をスムーズに進める為に、総務部のバックアップは必要不可欠ですが、現状で2人が感じる問題点はありますか?

総務部とのコミュニケーションについて、工事部はもっと配慮が必要だと思います。工事部の社員は現場に出ると施工のことで頭がいっぱいになり、材料・部品の発注ひとつにも「総務部に頼んでおけば何とかしてくれるだろう」という安易な気持ちがあります。また、工事のスタートから終了までのスケジュール、下請けさんの手配、材料・部品の発注など、実は総務部の仕事は、その多くが現場の流れとリンクしており、しかも同時に複数の現場が動いています。工事部の社員ひとりにとって現場は一箇所でも、総務部はすべての現場を把握して業務に取り組んでいる。その事実を双方で意識しながら、コミュニケーションを取れば、もっとスムーズかつ正確な連携が実現するのではないでしょうか。

そのためには、まず、工事部と総務部の業務において、どの点が重要なのかを事前にすり合わせる機会が必要ですね。また、思い込みも両者の齟齬をきたす原因のひとつ。例えば、工事部から依頼された工事に必要な書類・材料・部品をチェックしていると、「あ、これも必要だ!」と気づくことがあります。「総務部は分かっているはず」、「工事部は認識しているはず」、といったお互いの思い込みが、思わぬミスや処理の遅れにつながります。工事部と総務部で重要度の認識が異なるのは仕方がありませんが、双方が些細なことでも報告・確認をすることが必要だと思います。そうすれば、工事の全体像が把握でき、総務部として事前に対処すべきことや業務の優先順位などを組み立てられます。

ふたりの意見や意識は、これからの沢協電設を変えていく鍵になると思います。時代と共に社員も仕事も増え、施工技術も進化し、お客様のニーズも、社会が企業に求める理想も変わってきました。工事部が主で、総務部は工事部をサポートする従、という意識から、工事部と総務部は会社を動かす両輪という意識へ、みんなでシフトすることで、より競争力のある沢協電設に成長していくはずです。この10年間、私自身も変化に向け、試行錯誤の連続でしたが、ここ数年間で若手が次々と入社し、さまざまな意見・提案が発信されるようになりました。新しい若手とベテランの先輩たちが共に仕事に取り組むタイミングこそ、本当の変化が生まれるし、そのときは、まさに今だと感じています。

社内の連携を強化すると同時に、社長が最初に述べた、仕事を「教える、教わる」という、技術の継承も急務ですね。電気設備工事の業界は技術者集団なので、業務においても属人的な部分が根強く残っており、若手に対しては「自分で覚えて自立しなさい」という、自主的な努力が求められています。私たちが苦労して覚えてきた専門用語も、そのひとつです。技術職なので属人的な部分を完全に失くすことは難しいですが、それだけでは業務の効率化や若手の早期育成は出来ないと思います。ここで大切なのが「教える、教わる」という、当社では疎かった知識・技術継承を当たり前の事にしていきたいです。

「教える・教わる」ということに関しては各自の感じかたに差がありますよね。そのためには、まず当社が培ってきた施工方法の手順・ポイント、統一化した専門用語などを記載した最低限のガイドラインを作成したらどうでしょうか。

そのガイドラインがあれば、教える側と教わる側の、とっかかりにはなりますよね。業務の標準化においては、まだまだハードルが高いです。これまでは一人ひとりの技術者に委ねられていた部分を、どうやって継承していくのか。工事の段取りや、施工品質は誰が携わっても同じである事が目標です。その為には手順や技術の共通認識が必要ですよね。近い将来、「沢協クオリティ」と呼べる、標準化された施工品質を社会へ約束することを目指して、標準化が必要な施工プロセスから作成していきましょう。
みんなが自分の役割を、
気持ちよく全うしていける会社へ。


私は社員のみなさん一人ひとりに役割があって、各自その役割を全うする為に、日々苦労していると思いますが、どうしたらその能力を伸ばしていけると考えますか?

総務部でも業務改善に向けた、さまざまな取り組みが始まっています。そのひとつとして、私は第二種電気工事士の資格取得へ挑戦しています。入社前、電気に関する知識はまったくなかったのですが、沢協電設の一員になって、電気が当たり前に流れるためには、多くの人々が関わり、努力されていることを知りました。そして、電気を通じて、みんなの暮らしを、より豊かにしたい、そのためには電気設備工事を担う当社をより良くしたい、さらに総務の立場から、現場の仲間がスムーズに工事を進められるよう、仕事に取り組んでいきたいと思っています。そんな思いから、資格取得にチャレンジしようと決意しました。

ゼロから仕事を覚えてきた飯森さんが、もっと電気工事の知識を身に付けて、ステップアップしたいという高い意識を持つまでに成長してきました。資格取得への挑戦は、その表れですね。これは本当にすごいことで、池田さんを始め、みんなで応援しています。

応援、ありがとうございます(笑)!材料、積算、図面などを突き詰めて理解するためには、電気工事士の資格取得の勉強で得た専門知識が役に立ちますし、工事部の方とも共通言語でスムーズにコミュニケーションできると思います。入社4年目になり、今は後輩に教える立場になりましたが、教えることの難しさを痛感しています。先ほど話したように、当社の業務は専門性が高く、進捗も流動的なので、ときに曖昧な指示を受けて動かざるを得ない場合もあります。その曖昧さの中で経験を積んで成長できることもありますが、基本的な業務はしっかり教えたいですね。

確かに、今後入ってくる人たちに基本的な業務はしっかりと教えたいです。また、その人たちが教わる姿勢も大切ですよね。「教えてくれて当たり前」という意識で、与えられた作業をただ行うだけではスキルや知識の向上も難しいと思います。自分の考えを持ち、理解を深めていけるような積極性と向上心を持って臨んでいくべき。一人ひとりの意識が変われば、チーム全体としてのモチベーションの底上げに繋がっていくと思います。

そうですよね。その意識がないと「教えてもらう」が「やってもらう」で終わってしまいますからね。それでは成長しないですから。池田さんと飯森さんが入社した頃は、先輩たちから自主的に学ぶ姿勢が求められました。これからは、後輩が先輩を頼り、先輩は自分が培ってきた知見を最大限に教えていく、その背景には、若手の成長を願う先輩の思いと、先輩の言葉に素直に耳を傾け、高い目標を秘めた後輩の思いがある。それが代々受け継がれ、明るく、楽しく、ポジティブな空気に満ちた、沢協電設の新しい伝統になることが私の理想です。その為には各自が自分の役割と責任を全うし、あらゆる年代の社員が電気のプロフェッショナルとしての誇りを持って仕事に臨むことが前提となります。今日、ふたりの意見・提案を受け止めて、沢協電設が着実に変わり始めている、息吹のようなものを感じました。「創業から培われてきた技術とチーム力を、次世代に継承するための新しいチーム作り」というテーマが具現化していくベースは、しっかりと固まりつつあります。みんなで力を合わせて、より良い会社を作っていきましょう。

出来ないことが出来るようになる楽しさを共有できる仲間が増えていくと良いですね!

そうですね。人と社会の役に立てると誇りに思える仕事なので、ぜひ挑戦して欲しいです!